8月18-31日 第3回夏合宿(北アルプス全山縦走:槍ヶ岳~親不知)
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8月後半に2週間かけて北アルプス全山縦走を行った。天気に恵まれない日が多かったが、それだけに最終目的地の親不知の海を見たときの達成感と感激は大きかった。リーダーの真藤は全行程を踏破し、それに前半と後半のメンバーが加わる形で山行を行った。
参加者
上高地~親不知:真藤(L,2年)
上高地~扇沢:厚木(1年)、目次(1年)、立島(1年)、扇沢~親不知:今村(4年)、劉(留学生)
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8月18日(1日目)曇
上高地7:40―横尾10:20(11:20)―ババ平13:50
最初の共同装備の分配がアンバランスだったので荷物の均等化を図り、ババ平まで順調に登った。
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河童橋、ここから出発です |
横尾大橋 |
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ババ平キャンプ地、初日なのでまだ余裕です |
ババ平キャンプ地の河原で寛ぐ |
8月19日(2日目)曇、晴 ババ平5:00―槍ヶ岳山荘、山頂8:40(10:40)―双六小屋15:10
槍ヶ岳山頂をピストンした後、西鎌尾根の快適な稜線歩きを楽しみ双六小屋に到着。途中雷鳥にも会えた。また、当初親不知まで行く予定だった厚木が、コースの厳しさを考慮し、他の二人と同じ扇沢で下山することになった。
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槍の肩までの急登、、ちょっと休憩です |
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さすがリーダー、余裕の笑顔 |
槍ヶ岳山荘に到着、これから登る槍の穂先 |
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槍ヶ岳山頂に到着!! |
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山頂より穂高岳を望む |
槍ヶ岳山荘に向けて下ります |
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山頂からの下りです。 |
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もうちょっとです |
槍ヶ岳山荘に下りてきました |
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双六小屋までの稜線で雷鳥に出会いました |
8月20日(3日目)晴・雨 双六小屋5:10―三俣山荘8:20(10:35)―鷲羽岳11:25(12:05)―三俣小屋12:50
双六岳、三俣蓮華岳を通過し三俣山荘に到着。今日は水晶小屋までの予定だったが、小屋が小さいということを考慮し三俣山荘までとした。幕営後、翌日の歩行時間短縮のため鷲羽岳ピストンを行った。
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双六小屋を早朝に出発 |
双六岳で小休止 |
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三俣蓮華岳山頂 |
三俣山荘到着 |
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槍ヶ岳方面を振り返る |
鷲羽岳山頂 |
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鷲羽岳山頂から野口五郎岳方面を望む |
8月21(4日目)雨・風 三俣山荘4:25―水晶小屋7:00
悪天候のため、休息もかねて水晶小屋で停滞することにした。
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水晶小屋内部、明日に備えて休養 |
8月22日(5日目)雨・強風のち晴
水晶小屋5:30―野口五郎小屋7:55(9:30)―烏帽子小屋11:30
天気は回復しそうにないので、水晶岳ピストンは諦めて前進することにした。野口五郎岳付近では立っているのも大変な程の強風であった。
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野口五郎岳付近の広い稜線 |
稜線上の砂礫地帯にはコマクサも |
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烏帽子小屋が見えてきました |
烏帽子小屋の幕営地 |
8月23日(6日目)晴、雨 烏帽子小屋5:05―船窪岳10:55(11:15)―船窪小屋13:00
北アルプスに残された秘境のような道だった。アップダウンが激しい稜線歩きだった
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朝まだ暗い内から出発の準備 |
感動の夜明け |
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烏帽子岳の岩峰を登る |
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烏帽子岳とその眺望 |
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南沢岳で、はいポーズ |
コバルトブルーの水を湛えた高瀬ダムが眼下に見えた |
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不動岳、船窪岳を通過して船窪小屋の幕営地へ |
8月24日(7日目)曇
船窪小屋5:10―蓮華岳9:20(9:40)―針ノ木小屋10:30
梯子、鎖場、トラバースなどの危険個所はあったものの、道に迷うような危険は感じられなかった。
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七倉岳、北葛岳(文字が消えている) を通過 |
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蓮華岳山頂にて |
蓮華岳から針ノ木岳方面を望む |
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前半最後の夜です。立島、目次、厚木は明日針ノ木雪渓から下山です。 |
8月25日(8日目)曇のち雨・風
真藤:針ノ木小屋4:40―新越小屋8:45(9:15)―種池山荘10:45
下山組(厚木、目次、立島):針ノ木小屋4:40-扇沢7:30
後半組(今村、劉):扇沢8:00-種池山荘12:20(前日に扇沢に入り幕営)
26日の台風の前に前半組は針ノ木雪渓から下山し、扇沢で後半組と合流した。後半組はその後柏原新道を登り種池山荘に向かった。真藤は下山組から残りの行動食をわけて貰い、種池山荘まで単独行を楽しんだ。種池山荘で後半組と合流した。台風による強風を避けるため、吹きさらしの冷池山荘ではなく、防風林のしっかりした種池山荘で幕営した。
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下山組は 朝早くに針ノ木小屋を出発し、針ノ木雪渓を扇沢に向けて下ります |
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後半組は前日(24日)に扇沢に到着し、駅構内にテントを設営 |
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扇沢駅で針ノ木雪渓を下りてきた前半組と合流 |
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後半組はその後柏原新道を登って種池山荘で真藤と合流 |
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真藤は今日は単独行を楽しみます |
針ノ木岳 |
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針ノ木岳から見る槍ヶ岳方面 |
スバリ岳 |
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赤沢岳 |
種池山荘で後半組と合流 |
8月26日(9日目)雨・風のち晴
種池山荘7:35―爺ヶ岳中峰8:25(8:35)―冷池山荘9:35
悪天候の中出発。しかし八峰キレット通過は危険と判断し、休息日もかねて冷池山荘(幕営)で停滞することにした。
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種池山荘を出発 |
爺ヶ岳(なんの振りですか) |
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冷池山荘の幕営地 |
夕食です |
8月27日(10日目)曇
冷池山荘5:05―鹿島槍ヶ岳6:45(6:55)―キレット小屋9:25(9:35)―五竜岳13:55(14:15)―五竜山荘15:05
キレット通過は天気が持ってよかった。劉さんは八峰キレットで少し手こずっていた。 |
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布引岳 |
タカネマツムシソウ |
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鹿島槍ヶ岳 |
山に居ることが嬉しくて堪らない今村さん |
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五竜岳 |
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五竜山荘 |
五竜山荘 テント場に着きました |
8月28日(11日目)晴のち雨
五竜山荘4:35―唐松岳7:10(7:20)―天狗山荘12:00
不帰ノ嶮通過も天気が持った。 |
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雲海からの日の出です |
唐松岳頂上山荘付近より唐松岳を望む |
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唐松岳山頂 |
唐松岳山頂より不帰ノ嶮を望む |
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唐松岳山頂より五竜岳・鹿島槍ヶ岳を望む |
8月29日(12日目)雨、曇 天狗山荘5:45―白馬岳10:10(10:15)―雪倉岳12:50(12:55)―朝日小屋16:40
朝日小屋の小屋の夕飯が美味しそうだったので小屋で食べた。真藤は天幕、女性2人は小屋に泊まった。
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白馬岳山頂 |
白馬岳からの気持ちの良い稜線 |
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ハート形の池 |
朝日小屋の夕食、ホタルイカがついた |
8月30日(13日目)雨
朝日小屋5:00―朝日岳5:50-栂海山荘13:00
朝日岳からは栂海新道を歩く。朝日小屋の人曰く、マムシが出るというのは数十年前の話であり、心配する必要はないとのこと。人気のないぬかるんだ道を歩く。栂海山荘には十数人泊まっていた。我々も小屋に泊まった。
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黒岩山 |
栂海新道沿いの静かな池(文子ノ池) |
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犬ヶ岳 |
ひっそりと佇む栂海山荘 |
8月31日(14日目)雨 栂海山荘5:45―白鳥小屋9:25(9:40)―親不知15:15
いよいよ今日が最終日。2日間ずっと雨の中を歩いたので足がふやけてこすれて痛い。標高が下がり海が近くなるにつれて夏の暑さや自動車の音が聞こえ懐かしかった。親不知では念願の日本海に入り、山行の余韻に浸った。
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菊石山(1210m) |
白鳥山と白鳥小屋(1287m) |
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白鳥のポーズ(目的地が近いのでハイになってます) |
坂田峠(659m)親不知まであと僅か |
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親不知到着!!衣類を脱ぎ捨て日本海にダイブ |
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達成感に満ちた喜びの笑顔 |
親不知道の駅にいたネコ、人里が懐かしい |