早稲田大学山の会にようこそ!
2026年1月
早稲田大学山の会
会長 加藤健一郎
2023年より「早稲田大学山の会」会長を務めております、加藤健一郎です。
早稲田大学山の会は、1956年に山を愛する有志が集まり、1957年に正式に発足しました。
当時、大学山岳部や社会人山岳会が文字どおり“がむしゃらに”山に向かっていた時代にあって、「山の会」は設立趣意書に「研究性と大衆性」を掲げました。
生物部・気象部・資料部・地歴部・厚生部――登山を単なる行為としてではなく、「知る」「考える」「記録する」対象として捉えたこの五つの研究部は、早稲田大学山の会ならではの、他に類を見ない特徴です。その学術的な視点と自由闊達な雰囲気が、多くの学生を惹きつけ、活動を支えてきました。
国内外、季節を問わず、時には海外遠征にも挑戦してきた山の会の歴史は、ひとえに先輩方――OBOGの皆さまの情熱と支えの積み重ねによるものです。安全管理、装備、知識、そして「山とどう向き合うか」という姿勢そのものが、脈々と受け継がれてきました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。
私は体育会山岳部出身で、比較的オーソドックスな登山経験を積んできました。だからこそ、山の会に触れたとき、「登り方は一つではない」という当たり前で、しかし本質的な事実に、あらためて気づかされました。
この会では、自分なりの問いを持ち、自分なりの視点で山と向き合い、仲間と議論し、試行錯誤しながらその可能性を形にしていくことができます。その自由度と懐の深さこそ、山の会の最大の魅力だと感じています。
登山には、勝ち負けも、明確なゴールタイムもありません。
天候、地形、仲間の技術や体力、食料や燃料――あらゆる条件を総合的に考え、時に一瞬の判断で決断を下す。その経験は、教室ではなかなか得られない「生きた学び」です。
学生にとって学業が第一であることは言うまでもありません。しかし、限られた学生生活の中で、山というフィールドで自分の可能性を試し、適度な負荷を自らに課すことは、人生をより豊かにしてくれるはずです。
山を始めるのに、早いも遅いもありません。
入学したばかりの新入生も、これまで山に縁のなかった方も、どうぞ気軽に扉を叩いてみてください。山の会には、さまざまな関わり方があり、さまざまな「山の楽しみ方」があります。
多くの学生が山で充実した時間を過ごし、その魅力に触れ、そして次の世代へとバトンをつないでいく――。
その循環の中に、あなた自身の一歩が加わることを、心から楽しみにしています。
早稲田大学山の会は、いつでも新しい仲間を歓迎します。
■経歴
早稲田大学教務部入学センター所属(2025年12月現在)。立教大学体育会山岳部出身。岩登りから冬山まで通年で登山活動を行う。2004年、立教大学遠征隊としてImjatse(6,189m)に登頂。2005年、日本山岳会学生部未踏峰遠征隊としてChhiv Himal(6,581m)、Saribung(6,346m)に参加。大学卒業後、三菱重工業株式会社を経て現職。
【お問合先】
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